大阪市の旭区を象徴するのは千林商店街の活気です。
天神橋筋商店街などと並ぶ大阪市内を代表する活気のある商店街で、区内のアクセスの起点となる京阪本線・千林駅と地下鉄谷町線の千林大宮駅にも直結していることもあり、平日・週末問わず多くの買い物客で賑わいをみせています。
旭区の歴史は古く、それを物語るように古寺や名所も数多く残っています。
地下鉄・千林大宮駅近くには七曲りの街道の痕跡をみることができますが、これは豊臣秀吉の時代に京へと続く街道として整備され、軍事上で敵がまっすぐ進軍できないように敢えて曲げて造られたとも言われています。
こうした点をみても旭区の地が京都と大坂を結ぶ重要な地であったことが伺えます。
そんな交通の要所は現在も引き継がれ、市内有数のベッドタウンとして良好な住宅街が広がっています。
先述の地下鉄は東梅田・天満橋のビジネス街にアクセスし、京阪は市内の京橋・淀屋橋や京都方面と直結しているため市内・市外への移動が便利です。
そうしたアクセスの良さもあり、古い住宅街の中にマンションも数多く立地し、ファミリー層にも人気のある区です。
また、商店街を中心に商人の町としての顔を持ち、大手の流通企業の創業地も、この旭区の千林でした。
旭区の名所は淀川沿いに整備されている城北公園です。
区民の憩いの場であると共に公園内には菖蒲園があり、約250種ほどの品種が植えられ、市内・府内からも人を集める花の名所となっています。