大阪市淀川区は、大阪の陸の玄関口、新大阪駅のある区です。
大阪の中心部で梅田などがあるキタとは淀川を挟んだ対岸にあり、淀川区内にはJR東海道本線のほか、阪急京都線・神戸線・宝塚線、大阪市営地下鉄御堂筋線が通っており、区内のどこにいても、最寄り駅まで徒歩10分圏内という、公共交通網の発達した区です。
淀川区内は新大阪の御堂筋沿いを中心としたオフィス街、阪急十三駅を中心とした繁華街、区北端を流れる神崎川流域の工業地帯に別れ、そのほかのエリアがマンションなど中層の都市型の建物が多い住宅街になっています。
特に、御堂筋沿線は、多くの大企業が本社を構えており、また東京系企業の大阪拠点の支店営業所が多い地域で、梅田や心斎橋、淀屋橋、本町、北浜、なんばと並ぶ一大オフィス街です。
そのなかには、最大手食品メーカなども名を連ねます。
また、工業地帯には大手製薬メーカが4社も製造拠点を持っており、他に2社が本社機能を置いています。
そのため、住民台帳上の人口167000人に対し、昼間人口が22万人もあるのです。
これに対し、十三駅周辺は商店や飲食店、それに歓楽街が立ち並ぶなにわの下町風情ある繁華街になっています。
一方、南側を流れる淀川の河川敷は、ほぼ全域で淀川河川公園となっており、区民の憩いの場になっています。
園内には、野球場やサイクリングコースがあるほか、バーベキューなども楽しむことが出来ます。
また、この公園の最大のイベントは、毎年8月上旬に開催されるなにわの風物詩になっているなにわ淀川花火大会です。
対岸の北区側とあわせ、毎年50万人以上もの観覧客が訪れる大阪最大の花火大会です。
開催日には多くの観覧客が河川公園や淀川での屋形船からの花火を楽しみます。