大阪市の東端に位置し、守口市や大東市などと境を接しているのが鶴見区です。
鶴見区は隣の城東区から分かれてできた市内の中では歴史の浅い区ですが、人口が増えている区の一つです。
鶴見区は、市内ながら郊外の環境が得られる地で、1990年に開催された花の万国博覧会を契機に周辺地区を中心に住環境も整備されてきました。
この花の万国博覧会はかつて鶴見緑地として整備され、現在は花博記念公園鶴見緑地として区民に親しまれています。
緑地のシンボルである鶴見新山は地下鉄工事で生じた土砂や市内のゴミなどを積み上げて出来た人工の山で、その周辺には花博で展示されていたパビリオンや花壇の一部などが今も残されています。
同公園内に残されている「いのちの塔」と呼ばれる展望台や、隣り合う温室の植物館「咲くやこの花館」もその一つで、現在も営業しています。
また、広大な緑地には芝生やバーベキューできる場所もあり、アウトドア・スポーツや野外活動の場として利用されています。
鶴見区内の交通機関としては区内を縦貫する地下鉄・長堀鶴見緑地線や南部の放出駅を走るJRの学研都市線がありますが、そのうち地下鉄は都心の心斎橋から大正へとアクセスできるようになったことから、マンション建設が進んで経緯があります。
区の東端には近畿自動車道や中央環状線が走り、府内・市内への移動にも便利な点です。
茨田と書いて「まった」と呼ばれる地区はアウトレック・パークもあり、週末は買い物客で賑わうところです。