平野区を大きく分けると、平野・喜連・加美・瓜破・長吉に分けることができます。
平野・喜連は昔で言うところの摂津国にあたり、加美・瓜破・長吉は、河内国にあたります。
隣接の区は、生野区と東住吉区です。
大阪市は24個の区で構成されています。
そのなかでも平野区は、人口が一番多いです。
また、大阪府のちょうど中央に位置しています。
人口は約20万人(2010年の時点)です。
また世帯数は、2005年当時で約8300世帯あります。
区内には、大阪教育大学の付属小学校、付属中学校、付属高等学校があります。
その他4つの府立高校と1つの私立高校があります。
大学と短大が各1つずつあります。
平野区の歴史は古く、縄文時代・弥生時代から人が住み、ナウマン象が住んでいました。
その遺跡が現在多く見つかっており、「平野遺跡群」と呼ばれています。
古墳時代の遺跡から発見された「船形埴輪」などは重要文化財です。
また戦国時代には、堺とならぶ自治都市でした。
明治に入り、綿業がさかんになりました。綿業の衰退後は、野菜や養鶏などの農業がさかんになりました。
戦後に入り、こうした野菜畑などを利用し、住宅地やマンションなどが建設され、現在大阪市内の行政区の中でも一番の人口をかかえるようになりました。
このような特徴から、持ち家率は低く、借家率が高いです。
また、高齢者率が市平均と比べても低く、15歳未満の率が高く、市平均よりも若い区であるという特徴があります。